100万円あったら何に使う?ファッション?美容?旅行? 欲望の見つけ方

リタイアまでの準備

先日、待ち合わせまで時間があったので、久しぶりに書店で女性誌を手に取りました。(自分で雑誌を買うことはないし、コロナ以降、美容院で雑誌を渡されることがなくなったので、本当に久しぶり)
「100万円のオシャレな活かし方」というタイトルの、100万円で何を買うか、どう使うかという記事で、ジュエリー、バッグなどのファッション、美容、海外旅行、リスキリングもありました。
「私だったら100万円あったらどうするかなぁ、、S&P500とSCHDに50万づつ入金するか・・」なんてことが最初に浮かび、いかんいかん!この考え方!お墓にお金持っていく老人になってしまう!

私の物欲なんだろう、やってみたいことなんだろう、うーん・・となっていたそんな私に、ちょうどぴったりのタイトルに出会いました。

ほとんどの欲望はだれかの真似 ー模倣欲望(ミメーシス)

”私たちの欲望は自発的でなく、多くの場合、他者を模倣することにより生まれる”

子どものとき「みんな持ってるから私も欲しい」と言うと「よそはよそ!うちはうち!」とよく親に言われたものですが、なんと、欲望の多くは他人の真似だそう。
ちょっと思いつく欲望は、今流行っているから韓国に行きたいとか、インスタでフォローしているTWICEのモモが持っていたmiumiuのバッグが欲しい、ピラティス上手な人がみんな着ているルルレモンのウェア着たいとか、欲望のルーツを考えてみると模倣欲望(ミメーシス)。
こうした他人を模倣した欲望は、軽くて底が浅く、幸福は長続きせず、環境によってもコロコロ変わる。自分にとって本質的で、内側から湧き上がってくる内発的な欲望こそが健全な欲望であり、健全な欲望を見極めることが重要と書かれています。とはいっても、どうやって・・?

 

(健全な)欲望の見つけ方

  1. 他人の影響を受けた欲望を認識する
  2. 模倣から適切な距離を置く
  3. ロールモデルの選択:健全な欲望を引き出してくれる人を模倣する
  4. 長期的な目標や価値観を明確にする

1つ目は簡単だし、すぐにできますね。
自分のウィッシュリストを見返して、なぜこれをリストに載せいたいと思ったのかを考えてみれば、模倣かそうでないかを見極めることができますね。
何が模倣であるかを認識するだけでも、格段にビジョンがシャープになったように思えました。

3つ目も実践的なアドバイスです。
SNSによって、ロールモデルを見つけやすいし、真似もしやすい。
ただ、ロールモデルもライフステージや自分のマインドセットが移ることによって、変わっていきますよね・・。結局のところ、健全な欲望の発信元は自分自身。

 

ウィッシュリストをレビューしてみる

年初に作ったウィッシュリストを、模倣か健全な欲望か、レビューしてみました。

  • 美顔器を取り入れる →美容皮膚科でイオン導入施術を受ける
  • 王ヶ頭ホテルに泊まる(ゴールデンウィークに予約済)
  • 乗鞍岳に登る(7月に行きたい)
  • 韓国旅行 →模倣
  • ハイブランドバッグを選ぶ →模倣
  • 髪のカラーリング色を変える

よくよく考えてみましたが、意外と少なかったです、模倣欲望。
年齢を経ることで、模倣欲望は少なくなり本質的な欲望が見えやすくなるそうです。
たしかに振り返ると、若いときは欲しいものが手に負えないくらいたくさんあって、自分の物欲がコワいくらいでした。バッグに靴、デパコス、海外旅行は年に2回行きたいし、好きなファッションブランドのお店に行けば、ラックの端から端まで買い占めたい!って時もありましたが、今、思い返すと、全て模倣欲望でした。
お金の使い道が思いつかない、物欲なくなったと嘆いていたけれども、模倣欲望から解放されただけかもしれません。

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