7月にボーナスが出ました。
半分は生活費用の口座に残し、半分は投資用の口座に移しました。
NISAで毎月積み立てしているので、すぐに投資をするわけではないですが、ETF積み立て用に外貨建てMMFを購入しドル建てにしておきました。
そのタイミングが、記録的な円安1ドル160円を超えていたときのこと。
しばらくして、日銀介入があり1ドル150円前半に。すると、MMFが赤字になりました。
うーん、、このままドルでもっておくよりも、ETFを買って株式運用したほうが為替影響を相殺できるしいいかもと、NISAの年間限度額いっぱいまでETFを購入しました。
すると、株式相場が大幅下落。円高と株安でETFも赤字に・・。
やれやれ。まとまった一時金が入ったときって欲が出てしまいます。それで慣れないことをするとロクなことがないですね。
しかし、これは・・退職金がはいったときは、よくよく気をつけないといけないなと思いました。
退職金の受け取り方
退職金って、会社を定年になるときに全額まとめて受け取るものだと思ってませんか。
実は、受け取り方、3つあります。
- 一時金受取
- 年金受取
- 一時金+年金受取
手取りが一番多くなるのは、一時金受取のケースが多いです。
一時金には、退職所得控除が認められるので税金が免除あるいは減額されるからです。
退職所得控除額の計算
・勤続年数20年以下:40万円×勤続年数(80万円に満たない場合は80万円)
・勤続年数20年超:800万円+70万円×(勤続年数−20年)
私は、勤続20年以上、控除額も多いですし、年金で受け取るメリット(安定収入、資金管理が簡単)もあまり感じないので、一時金で受け取ると思います。
退職金の使い道
さて、退職金の使い道、考えうる選択肢としては、
- 住宅ローンなどの借金返済
- 介護施設入所など老後のための貯金
- 株式、不動産などの投資運用
- フリーランス、マイクロ法人などビジネス起業資金
- 留学、資格取得など、新しい知識・スキルを習得する自己投資
- リフォーム、別荘、移住などセカンドライフ住居資金
- 海外旅行、趣味などの浪費
- 家族に遺す
この中からいくつかを選択し、退職金をアロケーション。
一番最初に考えるべきは、1番の返済でしょう。安定収入が見込めなくなりますし、利子の支払いは避けるべきなので、残債がある場合は退職金でキレイに返済したほうがいいですね。
次は、2番の健康寿命を終えた本当の意味での老後のための備えでしょうか。
ただ、持ち家の場合は自宅を処分して、夫婦そろって施設に入るという選択肢もありますし、会社員時代の貯金額から追加で増やす必要もないかもしれません。
一般的に、50代以降の投資運用は、運用期間が短いのでリスクが高いと言われています。資産が目減りしたあと、相場が戻る前に取り崩さないといけなくなるかもしれません。
私の場合、まとまったお金が入金された途端「運用しないともったいない!」と焦って全額どーんと投資運用しかねないので、気をつけないといけません。
4番から7番は、退職金をお金のままにしておくのではなくて、お金を別の形に変えて退職後のセカンドライフをエンジョイする方法です。この中から、1つ以上は選びたいですね。
簡単に使ってしまうのではなく、時間はあるはずなので、アイデアと入念な計画で浪費をしたいものです。
計画的に”遺す”という選択肢ももちろんありますが、最後に残った分が、結果的に8番の遺産になることが多いのではないでしょうか。
セカンドライフのための使い道・私の場合
退職後も、何かしら仕事はしたいなとぼんやり思ってはいるものの、退職金を投資してまでビジネスを始めたいとは思っていない。
60歳あるいは65歳からのリスキリングも、自分がそれほど勤勉意識が高いとも思えないし、今のところ学びたいことも思いつかない。
私のセカンドライフのための使い道は、住まいへの投資(というか浪費)かなあと思います、今のところ。
別荘は憧れるけれども、メンテナンスが大変そう。だったら、高原のホテルを泊まり歩いたほうがよさそう。
今の住まいからそれほど離れてなくて、あまり不便でもなくて、友達や子どもとの付き合いが保てるくらいの距離に、景色のいい土地を見つけて、平屋を建てるのはどうだろう。
この場合、自宅を売却して、自宅よりも安い土地に家を建てるから、固定資産が減ってむしろキャッシュが増えることに・・退職金を使うことになってないか・・
あるいは、隣りに3階建ての住宅が建たないように、自宅の隣りの土地を買い取ろうか。庭の日当たりを確保しつつ拡張して、リクガメたちを放し飼いにしてのびのび育てるのもいいかもしれない。ついでに自宅も全面リフォームしよう。トレーニングルームを作ってピラティスマシンを置いたら毎日トレーニングできて良し。セルフトレーニングできるように、マシンピラティスの資格を取りたいな。
うーん、、退職金全額投入しても足りるだろうか・・?
やりたいことと予算を合わせるのはなかなか難しいですが、、
お金をお金のままにしておくのではなく、セカンドステージを、有意義な時間に変換させるためにどう使うか?の計画を、リタイアまでの期間に綿密にたてておきたいですね、リタイア後、即実行できるように。そして。そのためにはやはり、退職後の生活費と老後の備えにどれだけ残しておく必要があるかを把握しておかねばなりません。という、いつもの課題にやっぱり戻ってくるのです。
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