友人や夫と、リタイア後は畑で野菜作る生活やってみたい、という会話をよくします。
私の家の周りにもレンタル家庭菜園をよく見かけますし、隣の方も土地を借りて野菜を作っているらしく、時々たくさん出来たのでと、立派な玉ねぎやサツマイモなどお裾分けくださいます。
私も本当に文字通り”猫のヒタイ”の自宅の花壇で、ミニトマトを2苗とか、パプリカを2苗とか、申し訳程度に夏野菜を育てるのですが、この程度でもこれがなかなか難しい。
たぶん土作りが出来ていないのだと思うのですが、毎回根ぐされさせてしまいます。
やっぱり、ちゃんと勉強しないとダメなんだろうなーと思っていたところに、社会人向けの農業を学ぶプログラムがあることを知りました。
農業をビジネスにするかどうかはともかく、リスキリング候補の1つになるかもしれません。
社会人向け農業学校の種類
農業大学校や専門学校は、実践的な農業技術を学ぶための重要な場です。これらの教育機関では、農業に関連した専門的な授業が多く、即戦力となるような教育が行われています。特に、農業大学校は全国に公立の学校が設置されており、実習を通じて現場での技術を習得することが可能です。これにより、卒業生はすぐに農業の現場で活躍できるスキルを身につけることができます。
通信教育や講座は、忙しい社会人にとって非常に便利な学習方法です。自宅で学べるため、時間や場所に縛られずに学習が可能です。特に、農業に関する通信講座は、実際に育てた作物を通じて単位を取得することができるため、実践的な知識を身につけるのに役立ちます。自分の興味や目的に合った講座を選ぶことが、効果的な学びにつながります。
週末プログラムは、働きながら農業を学ぶための理想的な選択肢です。多くの農業スクールでは、週末に集中して学べるカリキュラムが用意されており、実践的な技術と理論をバランスよく学ぶことができます。さらに、同じ目標を持つ仲間と出会えることで、学びのモチベーションを高めることができるのも大きな魅力です。
週末プログラムの特徴
社会人向けの農業学校では、週末のみの授業を提供することで、仕事を辞めずに農業を学ぶことが可能です。この形式は、特に忙しい社会人にとって大きな利点です。多くのプログラムが都市近郊で行われており、通いやすさも考慮されています。これにより、参加者は仕事と学びを両立させながら、農業の基礎をしっかりと身につけることができます。
農業学校のカリキュラムは、実習と座学のバランスが取れており、実践的な技術と理論を同時に学ぶことができます。例えば、年間40種類の野菜を栽培する実習を通じて、栽培の原理原則を理解し、どのような環境でも応用できる知識を身につけることができます。このような体系的な学びは、初心者にとって特に重要です。
同じ志を持つ仲間との交流は、農業学校の大きな魅力の一つです。週末プログラムを通じて、参加者は互いに刺激を受けながら学び合うことができます。卒業生同士のコミュニティも活発で、様々なテーマに基づく活動が行われており、これにより農業に関する知識や経験をさらに深めることができます。
週末プログラムの事例
-スモールファーマーズカレッジは、仕事を辞めずに週末だけで本格的に農業を学べる学校です。初心者でも基礎から体系的に学べる実習と座学の両輪を提供し、卒業後には農地や販路、研修先や移住先の紹介も行っています。
-アグリイノベーション大学校では、農業を始めるために必要な技術力や経営力を週末に学ぶことができます。仕事を続けながら農業を学びたい方に適したプログラムを提供しています。
🌱 ハタケアカデミー
-ハタケアカデミーは、週末だけで本格的な野菜栽培の技術・知識を基礎から学べる農業スクールです。ゼロから新規就農したコーチの「生きている情報」をもとにした学びを提供しています。
ライフスタイルとしての農業
今から農業をビジネスにするのはちょっとハードルが高いかな・・と思われる方が多いのではないでしょうか、私もそのひとり。
ライフスタイルとしての農業、農的ライフスタイルという言葉に出会いました。
農業を単なる生産活動ではなく、自然と共に生活する喜びを感じることができるライフスタイルとして取り入れ、季節の変化や自然のリズムに合わせた生活をすること。たとえば、、
半農半Xのライフスタイル
「半農半X」とは、農業と他の仕事を組み合わせた新しいライフスタイルです。たとえば、地方に移住して農業をしつつ、自宅でリモートワークを行うというスタイルです。
週末農業
市民農園は、ここ数年地方自治体からの提供が増えているサービス。一定の区画を借りて自分だけの畑が持てます。土地を借りるだけでなく、農園によっては、農具一式が準備され、アドバイザーから指導を受けることができるところもあります。週末に気軽に農に触れることができ、比較的都市部でも農業を取り入れることができます。
年齢を考えると、そんなに大きな規模での農業を始めるというわけにはいきませんが、庭の家庭菜園からもう1歩進んで、”ライフスタイルとしての農業”を取り入れることは、リタイア後の生活を健康に、そして豊かにしてくれそうです。
ビジネスにするわけではなくとも、私のようになかなか上手に野菜を育てることができない人は、基本くらいは最初に学んでおいたほうが、より充実した農的ライフスタイルにできそうです。
ドラマ「天狗の台所」の世界観、憧れます・・