登山歴はもう20年以上、登山ともだちと月に一度は低山ハイク、年に一度少し遠い場所の山に宿泊、のルーティンを何年も続けています。
年齢を重ねて、体力は落ちていくのと反比例するように、山にますます魅了されています。
50歳からでも登山始めてみませんか。登山がもたらしてくれる身体とメンタルへの変化とは?
今は、私も友人も働いていますし、家族と出かけるにも学校があるので、平日に出かけるのは難しく、ゴールデンウィークや夏休みなど混んでいる時期に滞在せざるを得ません。
混んでいても素晴らしかった場所ではありますが、リタイアしたあとふつうの平日に再訪して、人がいないありのままの自然をもういちど体験したいと思っています。
上高地:徳沢ロッヂ
上高地は、初夏から秋にかけてがシーズンですが、私は行ったことがあるのは夏だけ。夏休み中だったので、河童橋あたりは東京にいるかのような混雑。どこのお店も行列していて、ランチ難民になってしまいました。
今は、その頃よりもますますインバウンドが増えて、平日であったとしても混んでいるのだろうなとは思うのですが、歩けるうちに秋の紅葉シーズンに行ってみたい。
河童橋から2時間歩いて、徳沢まで行けば、インバウンドも団体観光客もいなくなるので、静かな時間を楽しめます。
徳沢ロッヂは、お風呂・バスは共有なんですが、ロビーもお部屋も素敵なロッジ風で、お食事も素朴なお料理とお酒が楽しめます。
上高地には、帝国ホテルのようなラグジュアリーリゾートもありますし、テント泊されている本格登山の方もいらっしゃいますが、徳沢ロッヂはその中間の、ちょうどいい、いいとこ取りができる滞在先です。
美ヶ原:王ヶ頭ホテル
予約が取れないホテルとして有名ですが、行ってみてなるほどなと思いました。
さすが標高2,000メートル越え、八ヶ岳から北アルプスまで360度の展望が素晴らしく、日の出・日の入もどちらも完璧、こんなに星ってたくさんあったんだなと久しぶりに夜の星空を見ることもできました。一方で、2,000メートル越えたところにあるとは思えない設備とサービスを受けることができる、立地とクオリティが両立している他にはないホテルでした。
滞在体験は、お天気に大きく左右されるので、そこはちょっとリスクありますが、ハードな登山をせずとも、不便を感じることなく、温泉旅館レベルのお風呂や食事を楽しみつつ、大自然を身体いっぱいに感じられるところです。
奥志賀:ホテルグランフェニックス奥志賀
最近の夏は、自宅から出ることを自粛しましょうと求められるような厳しいシーズンなので、夏を楽しむことが難しいですね。
昨年夏、志賀高原に脱出したら、同じ日本とは思えないくらい心地よく外に出ることができてびっくりしました。志賀高原も奥まで入ると、夏休みにも関わらず人も少なく、緑は濃く、空気は冴え冴えと清々しく、外を歩きたくなる気持ちよさです。
志賀高原から、スキーリゾートの名残の寂れたリゾートホテルや廃業されたホテル跡を道中見ながら深くまで入った先に、ロッジ外観のホテルがすっと現れます。皇族の方も宿泊されたことがあるそうですが、新しくはないもののよく磨かれている、伝統や格式が感じられる風合いとサービスです。
ホテルの周りには、緑の下を歩ける遊歩道があったり、ブナ原生林のハイクコースがあったり、静かで涼しい夏の森を歩くことができるのですが、前回は、家族がくたびれたと言い、途中で引き返すことになってしまったので、リベンジに夏のシーズンにもう一度行きたい場所です。
奥入瀬:奥入瀬渓流ホテル
私の、いつかは行ってみたい場所1位が、青森の奥入瀬です。
奥入瀬のシーズンが5月から6月であること、つまり、祝日もなくて休みが取りづらい。また、青森までも遠いのですが、青森から奥入瀬までも遠いので、できれば2泊したいところ。
ということで、なかなか行けずにいます。
青森の地元の方にお聞きすると、奥入瀬は季節によってまったく違った顔だそうなので、四季どのシーズンに行っても良いそうなのですが、最初に行くならやっぱり緑が綺麗な時期を選びたいところ。
なんと、この奥入瀬に星野リゾートグループがあるとのこと。奥入瀬で滞在して奥入瀬を歩き回って満喫したいと狙っています。
軽井沢:星のや軽井沢
実は、今年の夏に行ってみようかと試みたのですが、事前予約は2泊以上の連泊が必要とのことで日程合わず、あきらめました。
言わずもがな、星野リゾートの本拠地。夏に避暑に行くのもいいし、紅葉の季節も良さそうです。
予定に融通がきくようになり、時間が十分にあるリタイア後に、ラグジュアリーな滞在体験ができそうです。