とある美容家の方が、「顔の中で白い部分はとことん白く」とおっしゃっているのを聞いてなるほどと思いました。白い部分とは、白目と歯です。
赤ちゃんの目をじっと眺めると、黒目と白目の境目が綺麗にパッキリとしていることに気づきます。加齢を経て、黒目と白目の境目が滲んでくるのですが、残念ながら、にごんだ白目を戻す方法はありません。
一方、歯は白くすることができます。
私は、虫歯はなくて歯自体は健康なのですが、もともとの歯の色は黄色味が強い方です。若いときからずっとそのまま、何もしてなかったのですが、50歳を過ぎると黄色い歯が見た目の加齢(エイジング)を強調してしまいます。
歯のホワイトニングは、50歳だからこそはじめたいことのひとつ。ということで、トライしてきました。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニング
ホワイトニング施術に2種類あるのをご存知でしたか?
オフィスホワイトニングとは、歯科医院で専門の薬剤(過酸化水素など)を使い、短時間で歯を白くする方法です。
一方、ホームホワイトニングとは、歯科医院で作成した自分専用のマウスピースに、低濃度のホワイトニング薬剤(過酸化尿素など)を入れて、自宅で数日〜数週間かけて歯を白くする方法です。
オフィスホワイトニングは即日で効果がありますが、ホームホワイトニングは即効性はないものの、白さを維持する持続性はあり、いちどマウスピースを作ってしまえば、継続コストもかかりません。
ホワイトニングといえば、オフィスホワイトニングをイメージしますよね。私がトライしたのも、オフィスホワイトニング。家の近くでホワイトニングで検索して、最近オープンしたクリニックを予約しました。
やってみた、オフィスホワイトニング
まず歯科衛生士さんに歯のクリーニングをしてもらいます。電動ハブラシを使うようになってから、歯石もつかなくなっていると思っていたのですが、最近フロスをサボっていたので、歯の間に汚れがたまっていると言われました。定期的にフロスはしないと、ですね。
その後、いよいよホワイトニング
マウスピースを入れて、口を横に開けた状態で前歯に薬剤を塗り、光を当てるという施術です。痛みはまったくないですし、歯がしみるということもないのですが、私にはこれがとてもツラかった・・
まず、マウスピースに慣れてないせいか、ずっとはめているのが結構苦痛。。唾液が飲め込めないし、口を動かせなくて苦しい。
その状態で目を覆われて、「動かないでください」と横にされること9分。まるで拘束されているような気持ちになって、鼓動は早くなるし、息苦しくなるし、冷や汗は出てくるし、パニック状態になりかけて一生懸命深呼吸を繰り返す・・、この9分間がとても長く感じます。
そして、やっと9分たった!と思ったら、もう1ラウンドとのこと。あの時の絶望感といったら、、2度と味わいたくないものです。
端から見れば、診察台に横になっているだけですが、終わった時には疲れ果ててフラフラです。
しかも、鏡を渡されて歯を見てみたら、ちょっとトーンアップしたかな?というレベル。誰が見ても「白くなったね!」と言えるような即効性があるとは言えません。(実際、ムスメに聞いたら違いがわからないと言われました)
私が期待し過ぎていたせいもありますが、歯科衛生士さんから「色が変わりにくい体質かもしれません」と言われたので、通常より効果が出なかったようです。
ホワイトニングを継続するか?
はい、私はリピートはなしです。
とにかく、私にとっては施術の時間を耐えるのがキツかったし、効果も期待したほどは出なかったので、ホワイトニング歯磨き粉と電動ハブラシの地道なセルフケアにしておきます。
余談ですが、今回のホワイトニングは500円で施術を受けることができました。Googleの口コミを書けば500円になるキャンペーン中だったんです。500円引きなら口コミを書くことなんてしないんですが、通常22,000円が500円になると言われて利用することにしました。
良い口コミを書いてほしいとプレッシャーを受けたわけではないですが、やっぱり5星をつけてしまいますね。
医師や歯科衛生士の対応に特段不満があったわけではないので、ウソをついたわけでもないのですが、なんでしょう、なんとなくズルに加担した気分になってしまいました。