今の趣味、タイムリミットありませんか?登山を今と同じように楽しめるのはあと何回あるのかカウントしてみた。

登山を楽しむ

夏休みに、山ともだちと1泊2日で乗鞍岳に行ってきました。
2日目朝いちばんのバスで畳平まで行って、午前中の雲のない剣ヶ峰からの眺望に感嘆するという目論見だったのですが・・、あいにくの雨で予定変更。
1日目に乗鞍畳平までバスで行ったものの、滞在時間が1時間半しかなく、剣ヶ峰は下から眺めただけ。それだけでも素晴らしい景観ではありましたが。
2日目は、朝から本降りの雨。宿泊先の素敵なペンションでゆっくりと朝ごはんを楽しむことはできましたが、乗鞍高原を歩くことはできず、そのまま駅に向かうしかありませんでした。

山ともだちとは「また行こうね、リベンジしよう!」と言って別れたのですが、うちに戻ってきてふと、あと何回アルプスに行けるんだろうと考えました。
年配の登山客を見かけはしましたが、70歳になったらさすがに無理だよね、今回と同じように楽しめる機会はあと何回あるんだろう、と。

 

趣味を楽しむためのタイムリミットとは

自分の健康と体力

登山のように身体を動かす趣味であれば、まずは自分自身の健康と体力。
できる限り、病気やケガをしないように予防策を講じること、それから年齢とともに衰える体力低下に抵抗すべく、筋力をつけること、歩くこと。
これは、簡単ではないけれども、ある程度は自分でコントロールしてタイムリミットを遅らせることは可能です。

仲間の参加

仲間を要する趣味であれば、仲間が参加し続けてくれること。
病気やケガなどフィジカルな問題だけでなく、モチベーションがなくなってしまったというメンタルな問題も起こり得ます。
仲間の問題でタイムリミットを迎えないようにするためには、複数のグループ、コミュニティに属することがリスクヘッジになりますね。
私の場合は、今の登山ともだちとはもう20年来のつきあいなので、これから新しいメンバーを探すとか、新しいグループに入るとか、うーん・・ちょっとハードルが高いです。

クルマの運転

特定の場所までの移動を要する趣味であれば、クルマの運転ができること。
登山もそうですが、ゴルフやサーフィンなど、自然の中で行う趣味の場合、クルマが必要となることが多いです。私も今回、レンタカーを運転して登山口まで行きました。
公共交通機関だけだとどうしても行ける場所や時間に制約ができてしまいますが、クルマの運転はやはり年齢のリミットがどこかで来てしまいます。

 

あと何回?カウントしてみる

あと何回、今と同じように登山の趣味を楽しめるだろうか?

いちばん最初にタイムリミットを迎えそうなのは、クルマの運転。
初めての土地で長距離を運転となると、、せいぜい65歳くらいまででしょうか、70歳までは自信がありません。
泊まりがけでの登山遠征は、今と同じペースで年に1回とすると、あと13回しかありません。
2,000メートル級の山は、6月から9月までの夏シーズンだけなので、あと52回。

行ってみたい山も、もう一度行きたい山もたくさんあるのに、こうして数字にしてみると残された機会があまりにも少ないことに愕然とします。
読書やガーデニングなど、一人で自宅で楽しめる趣味はタイムリミットをあまり気にしなくてもよいですが、登山のように、体力を要し、仲間と自然の中で楽しむ趣味であれば、タイムリミットの延長は難しいので、頻度を増やすしかありません。
泊りがけ遠征を年に1回から2回にする、夏シーズンを6月から9月ではなく、5月から10月に広げるなど。
20代は思う存分時間を浪費し、30代はがむしゃらに働き、40代は子育てにどっぷり浸かりました。
50代は、高齢者になったらできなくなることをやり終えねばなりません。タイムリミットのある趣味があるのであれば、50代の今のうちにお金と時間を存分にかけねばなりません。

人生100年といっても、若い頃は時間はあり余るほどあってもお金がなかったし、リタイア後はお金も時間もあるけれど、フィジカルにできないことが出てきてしまう。
経済的にも余裕ができ、子育てを終えて自分の時間が持てるようになり、体力もそこそこあって、だけど人生の後半が見える年代となった50代こそ、いちばん趣味を満喫しておくべき世代です。

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