Die With Zero 人生が豊かになりすぎる究極のルールを読んで、子供への遺産って?

お金の不安を可視化

老後のお金のことを考えるときに、どうせお墓まで持っていけないんだから、使えるだけあればいいと思いますか?
それとも、できるだけたくさん貯めて子どもに遺してあげたいと思いますか?
金融資産は私の人生で使い切れなかった分だけ、やっぱり貯金や投資の資産よりも、子どものこの先の人生に役立つものへ投資(浪費になるかもしれないが)したいですね。

がん保険の代わりにNISA

子どもが産まれて、がん保険に加入しました。健康保険適用外の先進医療だけでなく自由診療にも使える、治療をあきらめないがコンセプトのSBIのがん保険を選びました。
保険料は年間5万円以上、高いなとは思いましたが、産まれたばかりのムスメを見て、もし今がんが見つかったとしたら、たとえ3ヶ月であったとしても、お金に糸目をつけず延命して少しでもそばにいたいと思ったのでした。
その後、ムスメの中学入学のタイミングで、もういいかなって、気持ちに変化がうまれました。今、がんが見つかったとしても、ムリせず通常モードの治療で、ダメだったら悲しくはあるけど、ハハがいなくても生きていけるだろう、と。
がん保険を解約して、代わりにムスメ名義のNISA口座を作りました。月1万円を全世界株式積み立てに。私は米国株式がメインですが、ムスメの時代にはどうなっているかわからないので、ね。10年後、ムスメが自分で稼ぐようになったときに口座を引き継ぎ、お給料からの積み立てを継続してもらいたい。おそらく運用益が出てそこそこの大きさの資産になっているはずで、ゼロからスタートするよりも育てるモチベーションがわくのではないかとの期待からです。
日本の学校では、残念ながらお金の勉強をする機会がないので、自主体験を通じてファイナンスリテラシーを上げねばなりません。少しではありますが、そのための教育投資です。

やっぱり英語教育

私自身は、親からの遺産はなにもなかったですが、学習塾もないような田舎に住んでいたのに、(電車通学往復3時間の)中学を受験させて勉強できる環境に置いてくれた事に感謝してます。やはり、親が子どもに遺せる最大のものは教育でしょうか。
社会人になって一番苦労したのが、英会話でした。受験英語はひととおりやってましたが、ネイティブスピーカーと会話をする機会なんて、卒業旅行に海外に行ったときしかなかったので、会社に入って猛烈に英会話を勉強しました。それでも、実務で英語を使いこなすことが大変で、帰国子女や留学経験のある同僚がうらやましくて仕方なかった・・。
自分のこの経験から、英語教育への投資にはカネに糸目をつけませんでした。
まず、ディズニー英会話。ディズニーキャラクターの素敵な見た目に惹かれて、軽自動車が買えるようなお値段でしたが衝動買い。結論から言うと、効果はなし。しばらくリビングの素敵な家具として鎮座し、今はオットがメルカリで販売中。。
商品がどうこうというわけではなく、買っただけで満足しちゃった私のせい。小学入学前の子どもが自分で勝手にDVDを開封して見るなんてことはありえなくて、親が先生として終始つきあってあげないといけない商材だったことに買ってから気づきました。当時、忙しくてまったく時間に余裕のなかった私には、到底無理でした。
この反省を活かし?、次にトライしたのは、英語の学童保育でした。これも高かったですが、これは大変効果がありました。ネイティブ英語を耳から習得するので、リスニング力がすばらしく発音も目をみはります。ムスメの言うマクドナルドはネイティブスピーカーの”McDonald”でしたし、小学校の授業はLとRがごっちゃになってキモチ悪いと言ってました。
私はいまだにリスニングが苦手で、”相手の言ってることはよくわからないが、とにかく自分の言いたいことは伝えて、相手がうなづけばよし”とするコミュニケーションなので、この投資にはとても満足しています。
将来、どんな職業につくかわからないし、仕事では英語をつかわないかもしれないけれども、少なくとも英語アレルギーになる心配はない。それだけで、将来の可能性をせばめるロードブロックをひとつクリアしたことになるはず。

不動産(自宅)は…どうする?

ウチはひとりっ子で、自宅は持ち家なので、何事もなければ自宅はそのうちムスメ名義になります。

  • 会社に行かない生活になれば、ここに住み続ける必要もあまりなくて、自宅を売却して、辺鄙かもしれないけれどもっと自然のあるところに新築を建ててもいい。
  • 自宅からムスメが通学・通勤するのであれば、このままここに住み続けるのかしら。ムスメもいつか結婚するだろうけれど、ここに2世帯で住むこともあり得るのかしら。(ちなみに、ウチは今2世帯住宅)この先も住み続けるのであれば、大規模リフォームをしないと、予算も必要。
  • 介護が必要になるかもと考えると、自宅を売却して介護施設にはいったほうがいい。それも、自分で手続きができる元気なうちにやっておきたい。

いつ、どのトリガーで判断すればよいのか、、固定資産は維持費がかかるうえに、不動産取引は簡単ではない。いちど手放したら同じものは手に入らないし、高齢になるほどフットワークは悪くなる。
遺してあげたほうがいいのか、解放してあげたほうがいいのか、自宅の扱いは悩みが尽きずなかなか答えが出せません。

Die with Zero 人生が豊かになりすぎる究極のルール が教えてくれること

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