リタイア後どうなってたい?
若いころは「あと何年会社行かなきゃいけないわけ?あー早く会社やめたいー」と呟きながら、よく宝くじを買ってました。
50歳を過ぎた今は、お金の問題だけではなく、会社生活を終えること自体になんとなく不安を感じます。リタイア後も変わらず、健やかに、前向きに、楽しく毎日を送れるだろうかと。
もちろん”身体的に健康”でいたいのは山々ですが、病気になるのを完全に防ぐことはできないので、なってしまったら仕方ない。
一方で、”精神的な健康”は自身でコントロールできることが多くあり、結局のところ、リタイア後も健全なメンタルを維持できるかどうかが目指すゴールのように思います。
では、リタイア後も健全なメンタルを維持できるよう、今から準備すべきことはなんだろう?
漠然としたお金の不安を可視化すること
以前、老後のために2,000万円必要と言われたことがありましたが、それは誰にとってなの??と当時思いました。
自分と家族の今の生活にとって、なおかつ100歳まで生きたとして、一体いくら必要で、それが今の延長線上で足りてるのかどうか、見えないから何となく不安にかられる・・
老後にお金の心配をしなくちゃならないなんて、不幸このうえないですからね。
漠然としたお金の不安から解放されるためには、”一般的なモデルケール”ではなく、”自分のケース”を自分でシミュレーションし可視化(見える化)することからスタートです。
老化をコントロールすること
加齢に抗うことはナンビトもできませんが、また病気にかかることを完全に防ぐこともできませんが、老化の進行は自分の努力によってコントロール可能です。
健康診断で実年齢との差が出てくるように、精神年齢も実年齢より若々しくありたいです。見た目や体力の老化の進行を遅らせることとなり、それはリタイア後も自信を持ち続けることにつながるはず。
会社に替わる居場所を見つけること
世の書物ではよく「夢中になれる趣味を見つけなさい」とあるのですが、正直、私はピンとこなかったんです。
ガーデニングは好きだけど1日中毎日やってやりがいを感じられるだろうか・・登山は楽しいけど毎日は登らないし・・私は、今仕事にかけているのと同じくらいの熱量を”趣味”に捧げることができるだろうか・・?”趣味”は、仕事への集中に切り替えるオフスイッチであって、リタイア後もおそらくそのポジションは変わらない。今の私にとっての”仕事”に替わるものにはならない、と。
今好きでやっている趣味を、リタイア後に仕事に替わるポジションに昇格できる方もいらっしゃるでしょう。そういう方は、現役時代から既に”居場所”をみつけてらっしゃるわけですね、うらやましい。
再就職したとしても会社はいずれ去る場所なので、会社員を終えたあと、対価はどうあれ(なんなら持ち出しでもいい)生涯現役でいられる”仕事”に相当するものを探すことになります、これからじっくりと。
リタイアまでに準備する3つのこと
会社生活を終えるリタイアを不安なく迎え、リタイア後を楽しむためには、50代のうちから時間をかけてこれら3つをバランス良く準備していくことが肝(キモ)だなと思います。
60歳間際ではなく、今気づいてよかった・・。