暑さのせいか、年齢のせいか、なんとなく疲労感が抜けない日々を過ごしています。
先日のピラティスレッスンで、自律神経を整えましょうと言われ、自律神経か・・とあらためて思いあたりました。
1年中365日体調万全というわけにはいかないことはわかってるものの、毎日の自分をラクにするためにも、できることはやっておきたい。
自律神経が乱れるとは、どういうこと?
自律神経は、日中に活発になる交感神経と、夜間などリラックスする副交感神経の2つのことを言います。
緊張・活動モードをリードする交感神経と、リラックス・休息モードをリードする副交感神経が、シーソーのようにバランスよく切り替わることで心身は健康に保たれています。
つまり、「自律神経が乱れる」とは、この切り替えバランスが崩れること。シーソーが動かなくなること。
この原理を理解すれば、なぜ「自律神経が乱れる」かもシンプルで、交感神経あるいは副交感神経を使い過ぎたり、使い過ぎなかったりするからなんですね。
交感神経過多:
仕事が忙しすぎる、過度なストレス状態が続く、スマホの使い過ぎ、夜更かし、など。
副交感神経過多:
朝起きられない、運動不足、引きこもり、人と会話しない、など。
自律神経が整っている状態=シーソーがリズムよく切り替わるタイミングは、
朝:スッキリ起きて活動的に(交感神経)
夜:リラックスして眠れる(副交感神経)
自律神経を整えるためには、やっぱり睡眠がいちばんですね。
とはいえ、会社でストレスフルなことがあったり、心配なことがあったりするとなかなか寝つけなかったり、夜中に目が覚めて眠れなくなったりすることはあります。
寝る前に「今日のよかったこと」を1つ思い出すことを習慣にしてみましょう。脳が安心して副交感神経が優位になるそうです。
そして、朝起きたら太陽を眺める。シーソーは、意外とちょっとしたことで動かすことができます。
更年期と自律神経の関係とは?
更年期とは、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少する時期のこと。
エストロゲンは、自律神経の安定剤のような役割があり自律神経と深くつながっています。
エストロゲンの役割 → 自律神経への影響
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- 血管を広げて血流をよくする → 体温調節がスムーズになる
- 気分を落ち着ける(セロトニンの合成を助ける)→ イライラや不安を抑える
- 脳や神経を守る → 頭痛・めまいを起こしにくくする
つまり、エストロゲンが減ると、自律神経の働きが不安定になりやすく・・。
実は、私は今のところ更年期の自覚症状がありません。
更年期自体は誰にでも訪れるものですが、症状がほぼ出ないままの人もいるそうです。
ホルモンの変化がゆるやかに進む
自律神経が強く、揺らぎに対応できる
ストレスが少なく、生活リズムが安定している
もともと体調の変化に敏感ではない
自律神経が整っていると更年期症状も軽くなるようです。自律神経と更年期、お互いがお互いに作用し合う関係なんですね。
交感神経と副交感神経をシーソーする1日
朝:
カーテンを開けて日光を浴びる(セロトニンが活性化)
白湯や常温の水を1杯飲む
できれば軽くストレッチや深呼吸
昼:
仕事の合間に席を立って歩く・伸びをする
昼休みに10〜15分、外の空気を吸うだけでもリフレッシュ
1日1回「笑う」時間を意識する(リラックス効果大)
夜:
寝る2時間前からスマホ・PCを控えめに
湯船にゆっくり浸かる(40℃前後で15分)
寝る前に「今日のよかったこと」を1つ思い出す
シーソーが動くのは、朝と夜。
少しのことだけど、毎日リズムよく動かすために、1つだけでも毎日の習慣にしたいものです。