2025年3月以降、トランプ大統領に大いに振り回された株式市場でしたが、どのように過ごされていたでしょうか。
2024年8月の暴落を経て、年明けには落ち着いたスタンスで投資に臨もうとしていたにもかかわらず、
2025年のNISA投資計画:一括投資と積み立てのハイブリッドで行きます
これを更に上回る勢いで株価が暴落していく状況に、私はただただ呆然となすすべもなく、文字どおり何もしないで過ごしました。
今(5月中旬)振り返ってみると、暴落と同じくらいのカーブで戻してきており、原因は明らかだったわけで、パニックが落ち着けば正常化するよね・・と、素人の私でも思うのですが、渦中にいるとそんな風に冷静に見通すことはできませんでした。
パニック売りに走らなかっただけでも良しか・・。
ここで改めて、インデックス投資の教科書である「敗者のゲーム」から、株式投資の心構えを自分自身にリマインドしておきたいと思います。
毎月決まった金額を積立て投資すること
今回、また大暴落を経験したわけですが、暴落時に買えばいいとわかっていても、暴落チャートを見ながら買い増しすることがメンタル的に難しいことも難しいことも経験しました。
株式投資だけをやっているわけでもなく、株価の上下にハラハラすることもストレスですし、私のような投資弱者にとっては、やはり一定の距離を保って、ほったらかしがいちばん。
積立て投資を継続する、これに尽きます。
株が暴落しても売らないこと
このルールは、苦労せずとも守れそうです。
私は今回も売ることは全く考えませんでした。本能的に損をすることを避けようとする傾向が強いようです。
株は買い時よりも売り時の方が難しいと言います。
むしろ、株価が上がったときに売って儲けようという素人考えを起こさないよう、「株を売るときは、株価が下がったときではなく、自分が必要なとき」を肝に銘じておかねば。
老後のお金シミュレーション:生活費のために株式を年率4%で切り崩すとすると、リタイア時点で資産はどれだけ必要?
債券よりも、金よりも、インデックス株式
この本では、債券をポートフォリオに組み込む必要はなく、インデックス株式投資100%で良いとあります。
長期投資を前提とするならば、大暴落しても株は売らないわけで債券を組み込んでダメージを和らげる必要がそもそもないし、長期視点で見れば、明らかに債券よりも株式の方がリターンが高い。
今回の大暴落を受けて、債権や金への分散投資を勧める投資アドバイスを見ることもあり、私も少し心が揺らいだのですが、やっぱりこのまま株式1本で行こう!と確信しました。
投資の世界では、72年間のうち5日間だけものすごく高いリターンを得られる日が来ることがわかっており、この5日間のことを「稲妻が輝く瞬間」と”敗者のゲーム”では表現されています。
まさに、トランプ関税ショックの後がそうだったんでしょうね。
せっかくこの5日間に立ち会えたのに何もできなかった・・
もし、次もういちど、この稲妻を見ることができたら、気概を持って買い注文を入れられるくらいに成長していたいものです。