家でがんばりすぎないピラティスを続ける、それでも期待できるメンタル効果

老化をコントロール

週に1回とか、あるいは毎日というケースもあるかもしれませんが、習慣としての身体を鍛える自分なりの手段を、なにかしらお持ちなのではないでしょうか。ジョギング、ウォーキング、スポーツクラブ、ヨガ、水泳など。
私は、20代のころピラティスを始めて、妊娠・出産のブランクを経て、今も継続しています。今通っているピラティススタジオの会員アプリを見てみたら、入会してから180か月、15年になってました。
私が始めた頃(20年以上前)は、まだピラティスはマイナーで、ピラティスって何?と聞かれることも多かったですし、教室もあまりなかったので電車に乗って通っていたのですが、本当にピラティスにはまってしまい、週に2回レッスンを受けないと満足できず、インストラクターの資格を取ろうかと考えたくらいでした。
ここ数年、コロナ禍後からでしょうか、ピラティスのスタジオが急に増えてきたように感じます。ピラティスがポピュラーになっていく中で、私自身は、ピラティスが”なくてはならないもののひとつ”であることは変わらないものの、向き合い方が変わってきました。

ピラティスとは

  • ピラティスの歴史:
    ピラティスは、20世紀初頭にドイツ生まれのジョセフ・ピラティスによって考案されました。彼は幼少期から体が弱く、健康を改善するためにさまざまな運動方法を探求しました。その結果、第一次世界大戦中に負傷兵のリハビリテーションのための独自のエクササイズシステムを開発しました。1920年代にアメリカに移住し、ニューヨークにスタジオを開設。彼のメソッドはダンサーやアスリートに人気を博し、徐々に一般の人々にも広まっていったと言われています。
  • ピラティスの効果:
    ピラティスは、主に体幹部(コア)の筋肉を強化し、姿勢の改善を促進します。また、関節に負担をかけずに筋肉を伸ばす動作が多いため、柔軟性の向上にもつながります。
    単なるフィジカルなエクササイズにとどまらず、メンタル面にも大きな効果をもたらします。呼吸と動作を連動させることにより、マインドフルネスを高め、ストレスや不安を軽減する効果が期待されます。
  • ピラティスの種類:
    近年、従来のマットピラティスに加えて、さまざまな器具を使用したピラティスが注目を集めています。特に、リフォーマーと呼ばれるマシンを使ったピラティスは、より効果的に筋肉を鍛えることができるため、人気があります。

ピラティス-holic 中毒

ピラティスはコアを鍛えるエクササイズとして有名で、若いころはとにかく腹筋を鍛えたい思いが強かったです。でも、長年続けてきて今思うのは、ピラティスは筋トレというよりも背骨を動かすトレーニングといったほうが近いように思います。いまだに背骨を柔らかく1本づつ動かすことは難しいし、意識しないと首や肩に無駄に力が入ってしまい、逆に凝ってしまうことも。
今まで続けてこれたのは、というか、私がやめられなかったのは、メンタルの効果によるところが大きいです。1週間に1回でも集中した1時間を過ごすことで、レッスンを終えるとアタマはクリアに、気持ちは前向きになっています。レッスン中に新しいアイデアが思いつくこともありました。
以前習っていたピラティスの先生が、ピラティスには中毒性があると言ってらっしゃいました。
腹筋が割れるとか、痩せるとった体型改造・あるいは体型維持というよりも、身体が伸びて気持ちがすっきりするという目に見えない効果が中毒性を引き起こすのかなと、今は思っています。

キレイに完ぺきにできるはずと思うことをやめる

当たり前のことなのかもしれませんが、、
ピラティス歴はどんどん長くなっているのに、昔はできていたエクササイズができなくなっていることに気づくようになってきました。
脚をまっすぐ伸ばすポーズができるはずなのに・・、手の補助がなくても起き上がれるはずなのに・・。できるはずなんだからと無理やりやると、鍛える部位以外のところ首や肩などに力がはいって、翌日痛くて仕方ない・・ということに。
ピラティスに限ったことではなく、年齢に応じて身体が変化する以上、身体の鍛え方もやはり変化させねばいけません。ピラティスでは、Modifyとよく言われますが、自分なりに調整しながらやることを、ほかの人と同じようにはやらないことを、恥ずかしがってはいけませんね。

自宅の近くにもスタジオが出来て、徒歩で通えるようになったのですが、あえて100%オンラインレッスンで受講しています。
オンサイトのスタジオでレッスンを受けると、どうしても人の目が気になってしまい、インストラクターの先生の指示どおりにやりたい!となってしまうのですが、自室でひとりだと本当に頭の端から心の底まで、自分の身体に没頭できるのです。(カメラはONなので指示はもらえる)
マットに仰向けになったときに「あ、肩甲骨が全部ついてない、寝てるときも巻き肩になってたんだ」とか、20年以上やっていて今更?というようなことに気づけたりするのです。

自宅でピラティスをするようになって、レギンスなどのピラティスウエアをデイリーウエアとして普段から着るようになりました。そのまますぐにオンラインレッスンを受講できますし、レッスンがなくても時間があるときにアーカイブを流してひとりでピラティスをしたり、ピラティスをしない在宅勤務の日でも、着ていてなにより身体が楽ですし、簡単なストレッチなどもすぐできるし、姿勢にも良いように思います。

こうして徐々にピラティスを自宅に持ち込んでいますが、家をリフォームしたら、トレーニングルームを作ってピラティス用のマシンを置きたいなぁなどと妄想しています。そのうち、、メンテナンスと使い方の指導が付いたピラティスリフォーマーのリースサービスが始まらないかしら・・と。
部屋でマシンピラティスがいつでもできたら最高です。

50代からの身体のセルフメンテナンス
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