歳を取っても長く歩き続けるための足のメンテナンス。ようやく見つけた外反母趾・扁平足との付き合い方

登山を楽しむ

私は生まれながらに外反母趾でした。(私が子どもの時には、この病名はまだメジャーではありませんでしたが)
とにかく自分に合う靴を探すのが大変で、この靴なら大丈夫そうとなれば即決で購入。靴にはお金を惜しまず投資してきました。
今ではヒールを履くことは皆無、通勤も外出ももっぱらスニーカーですが、若い時はやっぱりヒールが履きたくて、無理して履いていたら外反母趾は進行し、同時に扁平足も悪化。外反母趾矯正ツールやインソールを次から次と試して、なんとかやり過ごしていると状態。
昨年の秋から、在宅勤務の日にはお昼休みの1時間をウォーキングすることにして歩き出したところ、メンタルにはとても良い効果があって調子良かったのですが、3ヶ月ほど続けるうちに尾てい骨に痛みが出るようになりました。

これはいよいよマズイ・・・と悩んでいたところ、ようやく出会えました!私のこれまでの足の苦労から解放されるソリューションに。

 

今まで経験したことのないスニーカー:ALTRA

New Picksの記事やYAMAPのオンラインショップで気になっていた米国発のシューズブランド、ALTRA。初めての靴を試さずにオンラインで購入することにためらいがあったのですが、最近、銀座に直営店があることに気づきました。

早速、銀座の歌舞伎座近くにあるお店、ALTRA GINZAに行って来ました。
スペースは小さく、店員さんもお二人しかいらっしゃいませんでしたが、次から次へと来店客があります。週末ということあるのでしょうが、人気なんですね。私も少し順番を待ちました。
おそらく店長さんだと思うのですが、まず自分の足の悩み、外反母趾と扁平足を伝えたところ、靴を脱いで靴下の上から足を見たのち、サイズを測定していただきました。

いくつか試着した中で、私が選んだのは、ALTRA OLYMPUS の白。
あらゆる幅広シューズを試してきた私も、「ん?!」となる履き心地。足のサイドにかかるテンションが全くなく、足の指がのびのびします。

 

ゼロドロップ、とは

ALTRAシューズの特徴は、足先が幅広であることともうひとつ、ゼロドロップ。
ゼロドロップ(Zero Drop)とは、かかと(ヒール)と前足部(つま先)の高さの差が「0mm」である設計のことです。
一般的なウォーキング/ランニングシューズは、かかとが高く、つま先が低い。高低差は8〜12mm前後。これによって、自然とかかとから着地しやすい、骨盤はやや前傾しやすくなる。
これに対して、ALTRAのゼロドロップは、かかとと前足部が同じ高さ、高低差:0mm。その結果、足裏全体で接地しやすい、素足に近い立ち姿勢になるとのこと。

私のように、外反母趾の人にとっては、以下のような利点があるそうです。

足指が使いやすい
→ 外反母趾で失われがちな「親指で地面を押す」動作が戻りやすい

過度な踵接地が減る
→ 衝撃が一点(踵)に集中しにくい
→ 骨盤〜尾てい骨への突き上げが減るケースが多い

姿勢が自然に起きる
→ 反り腰・骨盤前傾を助長しにくい

一方で、注意すべき点としては、ゼロドロップは良くも悪くも「身体を誤魔化さない」設計。特に扁平足・外反母趾がある場合、ふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋)、アキレス腱、足底筋膜に負荷が一時的に増えやすい。そのため、急に長時間歩く、いきなり毎日使うと、別の部位が痛くなることがあるそうです。

付けたままシューズを履いて歩ける、足指スペーサー

お店で薦められてシューズ以上に感動したのが、足指の間にはめるツール
今までもこういう矯正器具を色々試してきたので、またかと思ったのですが、驚いたのは、これを付けたままシューズが履けること。
ALTRAの幅広シューズであれば、装着したままでも違和感ないですし、むしろ足の指が浮いてしまう私は、足指がしっかりと地面をグリップできました。

スペーサーは長時間装着していると、指がだるくなったり、疲れてきたりすることもあるので、その際は装着時間を調整してくださいとのことです。
私は、今のところ全然平気で、装着したままスニーカーを履いて出社もしていますし、自宅にいるときも装着して、スリッパ代わりにビルケンのサンダルを履いています。
ただ、裸足ではなく、いつも5本指ソックスの上から付けています。

足指を広げることとアーチの関係

「足指を広げること」と「アーチ」は、構造的にも神経学的にも直結しているそうです。

足指を広げて使える状態になると、アーチは“支えられる対象”から“自分で作る構造”に戻る

という関係、ご存知でしたか?

実際、この足指スペーサーを付けたまま、1時間ウォーキングをすると、土踏まずのアーチがテンションかかってくることが感じ取れます。

今までも、部屋の中で足指スペーサーを付けたりしていましたが、重要なのは、「広げること」ではなく「広げた状態で荷重すること」。
静的ストレッチだけでは、 一時的に広がるだけ。
Toe Spacer+歩行によって、 神経が「この使い方が正解」と学習。
これにより、

無意識下でも足指が使える
アーチ保持が反射レベルになる

という変化が起こる、ことが期待できます。

ALTRAのスペーサーとスニーカーを履き始めて数週間ですが、尾てい骨の痛みは改善されました。なにより何十年も続いてきた、「靴迷子」をいよいよ卒業できると思うと本当にうれしいです。
加えて、足指を開いて歩くという習慣を続けることで、足の縦アーチを復活することができれば、永く山歩きも楽しめるんじゃないかと期待しています。テクノロジーの進化とこの出会いに感謝です。

 

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