4%定率切り崩しよりも、ガードレール方式?資産の枯渇は困るけど、元気なうちに上手に使い切るには?

お金の不安を可視化

リタイア後のお金シミュレーション、今のお金の使い方では老後にむしろ資産が増えるとの結果を見て、Die with Zeroを思い出しました。

自分の人生を豊かにするために、有限の残された時間枠の中でもっと主体的にお金を使うことを考えないといけないと思いました。

 

1. 4%定率ルールで切り崩した場合

まず、私の資産運用の前提ですが、

60歳時点の株式資産:6,660万円

NISA:3,000万円
特定口座:3,660万円
運用利回り:年5%

年金受給:60歳から180万円/年
iDeCo受給:60歳から100万円/年

毎年、年初資産の4%を取り崩すと、資産とキャッシュインはこのようになります。

年齢 資産残高(概算) 4%取り崩し 年間キャッシュイン
60歳 6,660万円 266万円 546万円
65歳 約7,000万円 280万円 560万円
70歳 約7,350万円 294万円 574万円
75歳 約7,730万円 309万円 589万円
80歳 約8,130万円 325万円 605万円
85歳 約8,540万円 342万円 622万円
90歳 約8,980万円 359万円 639万円
95歳 約9,440万円 378万円 658万円
100歳 約9,930万円 397万円 677万円

リタイア後に必要な生活費は、私の場合は560万円/年なので、ギリギリいけそうではありますが、この切り崩し方だと、100歳に向かって資産もキャッシュインも増えていくことになります。
でも、お金を使って楽しめるのは、身体と体力に自信がある60代。100歳のためにお金を貯めるのではなく、60代を後悔のないように過ごすお金の使い方をしたい。

 

2. ガードレール方式とは?

「使いたいお金を使わないまま亡くなる」リスクを避けるために、毎年の支出額を基本的には一定に保ちながら、

  • 資産が大きく増えたら「少し贅沢する」
  • 資産が大きく減ったら「少し節約する」

というルールを決めておく方法が、ガードレール方式。

ここからさらに進めて、人生最終目標資産を決めます。
たとえば、私の場合は、100歳で1,000万円遺しておきたい。

  • 目標資産(100歳で1,000万円)
  • 実際の資産推移
  • 残りの想定余命

を毎年比較し、「予定より資産が多ければ旅行予算を増やす」「予定より少なければ翌年だけ少し抑える」という目標資産連動型のガードレールが、私にとっては合理的。

年齢 目標資産 株式からのCash In 年金+iDeCo 年間Cash In
60 6,660万円 395万円 280万円 675万円
65 6,450万円 392万円 280万円 672万円
70 6,110万円 387万円 280万円 667万円
75 5,600万円 380万円 280万円 660万円
80 4,850万円 369万円 280万円 649万円
85 3,850万円 354万円 280万円 634万円
90 2,600万円 336万円 280万円 616万円
95 1,480万円 319万円 280万円 599万円
100 1,000万円 280万円 280万円

これは目標資産のイニシャルカーブと、毎年5%の利回りで運用できた場合のキャッシュインですが、4%定率切り崩しよりも60代でのキャッシュインが多くなります。
私の場合、必要経費が年間560万円なので、60歳の時点で675万円のキャッシュインがあれば、約100万円の予算があることに。これだけあれば、バケットリストに入っている海外旅行も実現できます。
実際は、運用実績をベースに、毎年目標資産カーブをUpdateすることで、使いすぎや使わなさすぎが出ないようにローリングしていきます。

 

3. 本当に知りたいことは、資産額ではなく、使える額

私のリタイア後の目標は、

  • 60歳で退職
  • 世界旅行や国内旅行を楽しみたい
  • 100歳で1,000万円程度残れば十分
  • お金を使わずに亡くなるのは避けたい
年齢 年間キャッシュイン 必要経費 予算
60 675万円 560万円 115万円
65 672万円 560万円 112万円
70 667万円 560万円 107万円
75 660万円 560万円 100万円
80 649万円 560万円 89万円
85 634万円 560万円 74万円
90 616万円 560万円 56万円
95 599万円 560万円 39万円

毎年の予算額がこのように出せれば、今年は何をしようか、どこに行こうか、と計画を立てることができますね。

予算はあるのに何をしていいかわからない・・となるのが一番もったいないことですから、ある程度お金の目処が立ったあとは、バケットリストを作り上げていこうと思います。
私は、旅行するのと同じくらい、あるいはそれ以上に旅行の計画をするのが好きなタイプ。バケットリスト作り、楽しみです。

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