リタイア後のお金シミュレーションのために、計画すべきこと5項目。
- リタイア後にも必要な生活経費
- 何歳まで働くか
- 年金を何歳から受給するか
- 現在の資産
- 100歳時点に残しておきたい資産額
これらを準備して、AIにシミュレーションしてもらいます。
1. 入金終了時点の株式資産額をシミュレーション
資産を増やせる期間、つまり就労収入を資産に入金できる期間になりますが、この期間終了時点での資産額をシミュレーションしてもらいます。
この時点での資産額を起点に、リタイア後の生活費を切り崩すことになります。
<プロンプト>下記条件で、リタイア時点の株式資産を試算してください。(*ケーススタディ)
- 現在の年齢:53歳(*)
- リタイア年齢:60歳(*)
- 現在の株式資産:3,000万円(*)
- 株式積立:年360万円(*)
- 運用利率:年5%
AIの回答: 60歳時点の株式資産は約6,469万円です。
2. 年金+iDeCoの受取額をシミュレーション
まず、年金受給額をねんきんネットで調べます。
受給開始年齢を入れて、受給金額をシミュレーションすることができます。
次に、iDeCoに加入している人はiDeCoからの受取額をAIでシミュレーションします。
ちなみに、iDeCoは一括受け取りと年金受け取りが選択できますが、年金受け取り一択です。
<プロンプト>下記条件で、リタイア時点のiDeCo資産を試算してください。(*ケーススタディ)
- 現在の年齢:53歳(*)
- リタイア年齢:60歳(*)
- 現在のiDeCo資産:1,380万円(*)
- 積立:月27,500円(*)
- 運用利率:年5%
AIの回答:60歳時点のiDeCo資産は約1,996万円です。
<プロンプト>iDeCoを年金受け取りします。下記条件で、年金収入への課税が最低税率になるようにiDeCoの受取額を設定してください。また、その場合にiDeCoの切り崩し率は年率何%になりますか?(*ケーススタディ)
- 年金受給年齢:60歳(*)
- 年金受給額:年189万円(*)
AIの回答:「所得税5%の範囲内で、できるだけ多くiDeCoを受け取りたい」という意味なら、年間約126万円が一つの目安になります。先ほど試算した60歳時点のiDeCo資産は、約1,996万円でした。これに対して年間126万円を受け取るなら、126万円 ÷ 1,996万円 ≒ 6.31%
このときに、切り崩し率>運用率となるようであれば、切り崩し率=運用率にしましょう。
公的年金は死ぬまで受給が確保されているものですが、iDeCoも年金の一種と考えれば死ぬまで枯渇しないように運用したいです。
尚、想定運用率は、コンサバティブに設定しておきましょう。
<プロンプト>iDeCoの切り崩し率を運用率5%と同率にした場合、受取額は年額いくらになりますか?
AI回答:年間受取額 1,996万円 × 5% = 約99.8万円
3. リタイア後の年間収入をシミュレーション
次に、年金、iDeCo、株式資産、リタイア後に切り崩すレベニューソースから、毎年どれくらいのキャッシュインが生めるかをシミュレーションします。
<プロンプト>下記条件で、年間キャッシュイン金額を表にしてください。(*ケーススタディ)
- 公的年金:年189万円(*)
- iDeCo:年100万円(*)
- 60歳から株式資産6,469万円(*)を年5%で運用しつつ、毎年切り崩し、100歳時点で1,000万円(*)にする
AI回答:公的年金:189万円、iDeCo:100万円、株式資産取り崩し:約369万円となり、年間キャッシュインは約658万円です。
このシミュレーションで出てきたキャッシュインが、リタイア後にも必要な生活経費(私の場合は580万円)を上回っていれば、ひとまずお金の心配をせずとも良さそうです。
もし、必要経費に届いてないようであれば、出費を見直すか、入金を増やすしかありません。現役世代にもう少し運用する元金を増やすか、リタイア後も働いて就労収入を得るか。
ここでのポイントは、切り崩す前提の資産を株式資産に限定すること。
お金の不安を払拭するためのシミュレーションなので、現預金と退職金には手をつけない前提にしておきましょう。市場暴落や自分や家族の病気など、想定外の事が起きた場合の備えもきちんとあることが安心材料になります。
4. リタイア後にやりたいことをやるためのシミュレーション
生活するだけなら、働かなくてもなんとかなりそうですが、本当に知りたいのは、リタイア後にやりたいことをやる予算がどれくらいありそうか、ということ。
100歳になって、たくさんお金があっても使い道がないけれども、60代は、リタイアしてせっかくできた時間でやりたいことがたくさんあるはず。
ここでのポイントは2点。
身体的にやりたいことができる60代のうちにより多くお金が使えるようにすること、ただし100歳になったときにも、必要生活経費は確保されていること。
有名な4%切り崩しルールのような均等カーブではなく、AIに最適カーブを考えてもらいます。
<プロンプト>下記条件で、60歳から100歳まで5歳刻みでそれぞれの年齢での、目標資産額と年間キャッシュイン金額を表にしてください。(*ケーススタディ)
- 公的年金:年189万円(*)
- iDeCo:年100万円(*)
- 60歳から株式資産6,469万円(*)を年5%で運用しつつ、毎年切り崩し、100歳時点で1,000万円(*)にする
- 全ての年齢において、キャッシュインは年580万円(*)以上とする
- 均等切り崩しではなく、60代に可処分所得が多くなるように切り崩し率を設定してください。
AIからの回答:こちらの表↓
| 年齢 | 株式資産・目標残高 | 株式からの取崩し | 公的年金 | iDeCo | 年間キャッシュイン | 株式取崩し率* |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 60歳 | 6,333万円 | 459万円 | 189万円 | 100万円 | 748万円 | 6.8% |
| 65歳 | 5,544万円 | 459万円 | 189万円 | 100万円 | 748万円 | 7.7% |
| 70歳 | 4,705万円 | 291万円 | 189万円 | 100万円 | 580万円 | 5.8% |
| 75歳 | 4,397万円 | 291万円 | 189万円 | 100万円 | 580万円 | 6.2% |
| 80歳 | 4,003万円 | 291万円 | 189万円 | 100万円 | 580万円 | 6.8% |
| 85歳 | 3,501万円 | 291万円 | 189万円 | 100万円 | 580万円 | 7.7% |
| 90歳 | 2,861万円 | 291万円 | 189万円 | 100万円 | 580万円 | 9.2% |
| 95歳 | 2,043万円 | 291万円 | 189万円 | 100万円 | 580万円 | 12.5% |
| 100歳 | 1,000万円 | 291万円 | 189万円 | 100万円 | 580万円 | 22.5% |
実際は、毎年資産の棚卸しを行なって、翌年の切り崩し予算を決めていけばよいです。
目標資産を上回っていれば、少し多めに切り崩し、下回っていれば必要経費のみというように。
大事なことは、お金の不安ばかりをして過ごす時間と労力はもったいない、少しでも早くこの不安から解放されること。そして、残された時間とお金をどう使うかを考えることに、50代は注力すべきということです。
3年かかってようやくお金の不安から解放された今は、リタイア後に何をしようかと考えるのが楽しみでなりません。


